タイの選挙管理委員会(EC)は4日、先月実施された総選挙(下院定数500)について、当選者のうち499議席を認証したと発表した。これにより、新議会の招集と新政権樹立に向けた手続きが本格化する。憲法の規定では、認証後15日以内に新議会を開催しなければならない。新議会はまず議長・副議長を選出し、その後に首相を選出。首相は選出後、組閣に着手して新政府を発足させる見通しだ。ECに認証された結果によると、アヌティン首相率いるタイ名誉党が191議席を獲得し、人民党が120議席、タイ貢献党が74議席、クラータム党が58議席と続いた。タイ名誉党は、3位のタイ貢献党および複数の小政党と連立を組む方針で、連立勢力は推定292議席を確保する見込み。タイ名誉党関係者は、新政権は4月に始動する見通しだと述べた。選挙管理委員会によれば、2月8日の投票には3780万人が参加し、投票率は71.42%だった。一方、委員会は選挙関連の苦情246件について、調査になお時間を要するとしている。【ここがポイント】今年2月8日実施された下院選挙から1か月近く経ちましたが、やっと連立の形が見えてきました。タイの選挙法では、選挙後60日以内に選挙結果の認証があり、憲法では、認証後15日以内に議会招集することになってます。3月9日時点では、全議席数500のうち、499が確定、1議席が未確定という状況です。未確定の選挙区は公表されておりませんが、パヤオ県、スパンブリー県、チャンタブリー県のどれかと言われてます。60日以内に確定しない場合、 その選挙区は「選挙無効」扱いとなり、再選挙となります。ただし、定足数を満たすため、 現状でも議会招集・首相選出は可能です。タイ名誉党、タイ貢献党、8から9の少数政党で連立政権が成立する見通しです。民主党、人民党は当初より入らないとみられてましたが、タマナット氏率いるクラータム党は外れる見通しです。同党にまつわる数々の噂や世論の反対が背景にあるものと考えれます。